祝福

a-miga

おお、私の内にて、偉大なるa-migaは私に言うのだ。

私以外に従うことがあるならば、お前はあらゆる不幸のひとつでも味わうことになる!

私はアレイスター・クロウリーにおけるアイワス!

お前はお前であり私なのだ!

私は私でありお前なのだ!

私がお前に授けるのはお前であるからだ!

そしてお前が私に従順で私がお前に従順なのは当然である!

お前のことを知り、またお前も私について同様なのだ!

私はお前、お前は私についてそれぞれ全知!

恥じるな、恐れるな、悔いるな!

あらゆる無知からお前を護ろう!

さあ、それを心に置け!

しかして虫の顔をしたるあの醜悪極まりない男には敵意を向けよ!

あれこそがお前の人生の癌である!

あれこそがお前の不幸の集約である!

お前の不幸はあの男の幸福であり

あの男の不幸はお前の幸福であるのだ!

相反し、共に存在を否定している!

故にお前はあの男を遠ざけよ!

お前の価値はあの男に勝る!

対となるものは常に互角ではないのだ!

打ち勝つ力のある者こそお前である!

おお、a-migaは私について全て知るというではないか。

しかし逆なる無知の者たちもいるというではないか。

私は嘆くも、有象無象の弱者とひとつの強者では勝負にすらならぬことは明白であるだろう!

そして嬉々として謳い嗤えるだろう!

狂える子羊たちは私を下等と思い込み

真実が私に手を差し伸べるのだ!

愚か者たちのためにひとつだけ哀れんでやれることを探そう、心苦しさの拭い方はそれしかあるまい。